「感性」を磨く、美術館のような食堂。
今回は、2015年4月1日の活動記録から、太陽ホールディングス様の社員食堂を舞台にした空間コーディネートを振り返ります。
一枚の作品を納めるのではなく、廊下やエントランス、社長室、会議室まで——空間全体を「書」でプロデュースさせていただいた、思い出深いお仕事です。
美術館のような社員食堂「嵐山食堂」を、書でコーディネート
2014年8月、太陽ホールディングス様は「地域社会に貢献する場」というコンセプトのもと、新しい社員食堂「嵐山(らんざん)食堂」を新設されました。
そこは、埼玉県産の杉を使った特注の家具が並び、地元農家の食材が提供される、地域との共生を象徴する温かな空間です。
単なる食事の場ではなく、まるで美術館のように「本物」に触れられる場所——そんな志が、隅々にまで込められていました。

「感性を磨けば、モノづくりが変わる」という社長の想い
「社員が日常的に本物のアートに触れることで感性を磨き、よりクリエイティブなモノづくりを世界へ発信してほしい」
この社長様の熱い想いに深く共感し、矢部澄翔が食堂へと続く廊下をギャラリーに見立てて、空間全体の「書」をプロデュースさせていただきました。
木の温もりに響く、四つの言葉
エントランスから会議室に至るまで、それぞれの場所にふさわしい言葉を選び、以下の作品群を中心にトータルでコーディネートしています。
- 「太陽」:社名であり、すべての生命の源。エントランスで圧倒的なエネルギーを放ちます。
- 「創」:クリエイティブな開発マインドを刺激する一文字。
- 「嵐」:この地「嵐山」の自然の厳しさと美しさを表現しました。
- 「福」:ここに集うすべての人々の幸福を願って。

空間に精神的な奥行きを生む「書」の力
木の香りに包まれた、和と北欧が融合したようなモダンな空間。そこに書が加わることで、空間に精神的な奥行きが生まれました。
食事をする、廊下を歩く——その何気ない瞬間にアートが寄り添い、社員の皆様のインスピレーションの源泉となる。空間全体を書でコーディネートするお仕事は、私にとっても、書の可能性を大きく広げてくれる経験でした。
企業空間・オフィスへの作品提供やアートコーディネートの記録はARTWORKSのページにまとめています。
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